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2018年9月26日水曜日

9月24日 庚申山 登頂


前日、銀山平の国民宿舎に庚申山荘の宿泊料金2,050円を支払い、ゲート手前に20台程留めれる駐車場に車を置いて山荘へ向かいます。ダンプが走れる様な立派な林道です。何十億もかけて作ったのではと思われ、もったいないです。
税金で作ったのに、国民を排除するのも。
 林道は半分まで舗装、半分はダートとなりますが、路面はきれいです。一の鳥居の先の七滝まであって、鳥居前に20台程停めれる駐車場があり、山荘管理人の軽が停めてあります。途中、自転車の方とすれ違います。携行できる方は携行したほうが良いと思います。林道はほとんど平らです。
 天狗の投げしを過ぎると石段の跡が多く見られます。群馬県南牧村に多くある、石垣の段々畑だったのでしょう。この石垣が江戸時代に賑わったという山講の唯一の名残です。
山荘のすぐ手前に猿田彦神社跡があり、1946年焼失との事です。
400年前にこの山奥まで行くのは大変だったのではと思います。
銀山平自体が足尾から5kmの山多くですから。
 平らだった林道から、一の鳥居から山道となります。傾斜は緩いですが足元が良くなく歩きづらいです。
 鳥居の100m先に七滝があり、真ん中に橋がかかっています。橋から上部を写したものです。滝底までの螺旋階段がありますが、通行禁止となっています。

 戻って山荘へ向かいます。石の階段が崩れて歩きづらいです。鳥居から1時間程で山荘へ着きます。100人以上泊まれる大きな物です。ちょうど管理人が帰ります。
 六林班経由で降りてくる方が続きます。後ろに4人、更に8人のパーティがいると言います。17時を過ぎると暗くなってきます。18時に3人の老女、1人の男性が着きます。男性はガイドでしょうか。食事の支度を始めます。
私もカツサンドの夕食とします。
19時に8人パーティ、もう真っ暗です。明日は仕事なので降りると言い降って行きます。最新の強力なヘッドライトやランタンを持っています。
私のLEDヘッドは10年前の物でそんなに明るくはありません。夜に行動するには強力な最新の物を購入しなければと思いました。ただ、私は夜に行動はしたくはありませんが。
パーティは「ずっと後ろに腹の出た疲れた単独男性がいた」と言い降って行きます。
この男性は到着せず、気にはなりました。

翌日4時起床、インスタントラーメンの朝食とし、火を使わない物を食料としてガスや鍋は山荘に置いて5時出発します。起きた時は星が見えてよい感じだったのですが、4時半にはすっかり曇り空となってしまいました。薄暗い中を進みます。



やがて、岩壁の麓を巻いて行きます。結構な急登で高度を上げていきます。雨が降ったのか露でズボンがびしょ濡れとなります。
 山頂手前800mで稜線となりゆるゆると進みます。ガスというより雲の中という感じです。
山荘から2時間で山頂です。眺望は全くありません。20分程休憩しましたが、ガスは晴れる感じはせず、皇海山は中止して戻る事にします。

帰りは途中から、お山巡りコースを進みます。立派な、お金がかかったと思われる橋や階段で整備されています。こちらも岩壁の底部を巻いて行く鎖場のコースがほとんどでした。
11時に山荘へ戻りインスタントラーメンの昼食とします。やはり、山では汁物は美味しい。降りは稜線手前で山荘で一緒だった東京からという方1人と会っただけで、以後は誰にも会いませんでした。
数か月ぶりの登山を楽しみました。国民宿舎で入浴、R122のローソンでコーヒーとアイスクリームを頂き、日光へ向かいました。



かんまんヶ淵の化け地蔵です。有名ではありませんが、私は好きな所です。

入り口に停めたcorvette

2018年8月6日月曜日

8月5日 雄国沼(おぐにぬま)

左が猫魔が岳

木道は1周800m
 日本一のキスゲの群落と言われる裏磐梯の雄国沼へ遅ればせながら伺って来ました。
キスゲの終わった湿原は花は皆無でしたが、景色は楽しめました。
木道から北側を
 曇りで涼しかったですが、空が青くないと写真はきれいではないですね。
磐梯山は猫魔が岳の後ろになって見えない
 小さな尾瀬ともいう感じですが、違うのは周囲の山々が全く特徴がないんですよねー。

湿原案内図

ヤンマの産卵
 初めて見ましたが、1っか所に数分間産卵していました。ブン、ブン、という羽音はヤンマ独特ですね。
遊歩道のホタルブクロ

案内図
 雄小沢(おこさわ)から往復しました、ぴったり3時間。当初ラピスパ周遊予定でしたが、食料を持たなかったため、往復にしました。
オニユリ
 休憩舎から湿原に向かう遊歩道に多く咲いていた大きなユリ。

湿原から沼を
のんびりした時間を過ごしました。



2018年8月3日金曜日

8月3日 石洞美術館


葛飾北斎「武州千住」
 東京都足立区の京成電鉄千住大橋駅前にある石洞美術館に伺って来ました。
界隈は何度も伺っていますが、美術館は全く知りませんでした。昨日の朝日新聞夕刊で広重、北斎の初刷りがあると、紹介記事で知ったのです。
版木は使用しているうちに、どんどん傷んできます。つまり最初の方が美しいという事です。

歌川広重、「千住大橋」

きれいな風景ですね、何とも言えない。浮世絵の藍色はほんとうにきれいです。
北斎、「従千住花街眺望之不二」
これもきれいです、何色使っているのでしょうか。版画とは思えない色使いです。

石洞美術館はハンダで財をなした千住金属工業の佐藤氏が個人で作った美術館です。お近くに行かれた際はお薦めです。




2018年6月24日日曜日

6月23日 ヒメサユリ 福島県南会津町の高清水公園


 山のSNSで満開との事で、急遽伺って来ました。旧南郷村、国道から8km入った山の間にあります。
東京から首都高、東北自動車道西那須野塩原IC下車、R400、R289とつないで行きました。山行で何度も走った道です。23日朝4時半に出ましたが、景色の見える昼間のドライブはやはり素敵です。


旧南郷村の方々が管理していて入場料300円。土日は大変混み合うとの事でしたが、8時半でしたので、駐車場も直ぐ手前に。
猪除けの電気柵で囲まれています。一時は掘り返されてダメになる寸前だったと現地の方。昔はいなかったのに最近は街中にも出るそうです。

昔は普通にどこでも咲いていたとの事です。


初めて低地で見ましたが、山の高い所で咲くものより黒っぽいですね。山で見る物は白っぽく、薄いピンクです。


 昔は萱場だったそうで、今は木道が引かれ整備されています。普通は豪雪地帯の山に登山しなければ見れないヒメサユリを、車で行って難なく見れるというのも良いですね。




薄曇りの天気で空が青くないと、空を入れた写真はきれいでは無いですね。この後、福島県の柳津(やないづ)町に観光に伺いました。

2018年6月13日水曜日

6月13日 岡本神草(おかもとしんそう)

化粧
千葉市立美術館で開催中の岡本神草展に伺って来ました。特に魅かれたのは「化粧」、しばし見とれてしまいました。着物の赤色と文様は特に素晴らしいですね。
作品群の中でも、この明るい赤色は目立ちましたね。


実物はもっときれいです
 これも襖3枚位の大作です、下書きも三点に渡り展示されていました。


 千葉市立美術館では初めてですが、空いていましたねー。
美術館パンフ

口紅、顔が写実ではないですね

これも大作、下絵が何点も
京都国立美術館の協賛もあって展示作品は多かったですね。皆様にお薦めです。

2018年6月9日土曜日

南牧村 三名滝

線ヶ滝
 立岩に登山の後、南牧村(なんもくむら)三名滝に伺いました。トップは線ヶ滝です。
これは本当に珍しい形の滝で他に見ませんね、是非お薦めです。
立岩登山口の手前300m位にあり、車で直接行く事が出来ます。
道路を降りていきますと、写真の地点に行きます。手前に見えていますが螺旋階段が設置され、滝つぼまで降りていく事ができます。

滝の道路の所に停めたcorvette
 その後、象の鼻の様に見えるという象ヶ滝へ向かいます。県道を三段の滝入り口を過ぎて、更に奥に向かいます。人家が途切れると普通車が1車線ぎりぎりの林道となります。すれ違いもユーターンもできません。落石でタイヤがバーストしないかとハラハラします。
通行止め地点でユーターンして車を置いて、川沿いを15分程歩きます。こんな奥まで杉造林となっており艶消しです。

象ヶ滝
 やがて滝が見えてきます。特に特徴もなく、わざわざ伺う事は無いかというのが私の所感です。

1車線ギリギリの林道を降って行きます。普通の道路に出て三段の滝入り口へ向かいます。両側の家屋は廃屋がほとんどです。
三段の滝入り口に車を停め、歩いていきます。案内板に30分とあったので観光気分で行きましたが、これが大間違い。完全な登山です。

登りになっているので、ジーンズの膝がつっぱって歩きづらい事はなはだしい。Tシャツも汗でぐっしょりです。着替えて登山靴にすれば良かった。途中で会った若いペアも登山装備でした。

滝の下部
 滝に着きます。三段の滝との標識も立っており、これが全景と思いました。
しかし、よく見ると上部の奥の方に僅かに滝が見えます。川の対岸に赤テープもあり、渡って行きます。急斜面です、登山経験の無い方にはきついです。
多くの方が上部へ行かず、標識の所で帰ってしまうのではないでしょうか。

上部の滝
 下部より上部の方がきれいですね。更に登って源頭へ行きます。
滝の源頭部
 源頭部に着きます、あー疲れた。ジーンズではとにかく歩きづらい。
写真をとった後、戻ります。降りは早い。スニーカーも傷だらけになり、ダメになってしまいました。



廃屋



2018年6月3日日曜日

6月2日 立岩(たついわ) 登頂

集落から見上げた立岩

去年12月にふもとの旅館に泊まりながら道路凍結で中止した群馬県南牧村(なんもくむら)の立岩に登ってきました。
行くたびにそうですが、集落の道路を進んでいる時に、突然に立岩が見えるのは「おおっ」という感じです。


登山口までは舗装されており、車高の低い車でも問題なく行く事ができます。先着1台。
着替えて8時20分出発します。


登り始めて直ぐ、1mの高さの石垣が何段も現れます。今は25cm程の太さの杉が林立していますが、昔は段々畑で、この山奥に人の暮らしがあった事を偲ばせます。
忌まわしい杉造林の中を、ゆるゆると登っていきます。道は良く踏まれています。

やがて支尾根筋の直登となり、トラロープが下がっています。数10mでしょうか、



それが終わると岩峰の間のガレ場を、鎖をつかみながら登る事になります。ここしかコースは無いという感じで、突き当たると右に岩峰を登っていく事になります。

幅30cm位、斜度40度位。鎖が固定されています。初心者がいた場合はカラビナで確保が必要な場面です。
斜めに巻くように登って土の斜面を登ると、稜線鞍部となります。稜線はほとんどが木で覆われ眺望はありません。
東立岩方面に薄い踏み跡があり、行ってみます。立岩は集落から見上げると大きな2つの岩峰に見えますが、実際は稜線は小さな岩峰の集合体です。そして木が生えているため眺望はありません。

説明を追加

その東へ1つめでしょうか、岩峰から写した西へ2つ目の岩峰です。雲が沸いて吉田博の版画の様な1枚です。奥のとがったのは行塚山です。
そして直ぐに樹間から下に集落が見えます。進んでいきますが小さなピークの連続で、ものすごいアップダウンです。木が途切れて、眺望がある所で、次の大きな岩峰はあと1時間かかりそうです。さすがに東立岩では無いと気付きました。

その地点から東の稜線
 似た様な感じの山が東へ連続します。ここで引き返しました。
東立岩と思われる地点から集落を望む
 時間をロスしました、鞍部から東は行かない方が良いですね。
西へ向かうのも、小さな岩峰を巻いて進む感じで、その岩峰が立岩かとも思います。標識は無いので若干の不安感もあります。広い樹林帯の稜線となり斜面を登っていきますと、1人がやっとという細い木の無い稜線となります。眺望が開け「おおっ」と声がでます。

眺望が開けた所からの集落です。南側半分に眺望が広がり、この日1番の眺望でした。遠くに両神山も見え西側も山々が連なります。そう遠くない所に日本で海から1番離れた場所と呼称する地点もあり、山々の中という感じです。
1人がやっとという細い稜線を10m位進みます。この地点は鎖が張ってあります。

しばし進むと立岩山頂標識があり西側だけ眺望があります。稜線の続きでピークという感じはありませんが。行塚山が特徴的です。
パンを齧ったあと下山します。降りていきますと直ぐ左後ろ下に戻る感じとなります。
標識が無ければ絶対に解らないで、真っ直ぐ行ってしまうでしょう。
左に巻いて立岩山頂の真下に行く感じとなります。岩峰付け根には岩屋が口を開けています。

進んで行きますと写真の岩峰となり鎖が垂れています。私はこれを登山道では無く、見晴台の様なものと判断したのです。左に巻いていく道がありましたし。
岩峰の付け根を二百数十m巻いたでしょうか、道は無くなります。
鎖が垂れている地点まで戻る事にします。やはりこの壁の様な岩峰を登るのがコースでした。細い稜線が続きます、風が心地よい。
やがて稜線を離れ、杉造林の中をジグを切って降っていきます。
しばらく降っていきますと右手に100m程の断崖の下に威怒牟幾(いぬむき)不動が見えます。行ってみます。断崖はオーバーハングになっており雨の様に水が降っています。
不動から上を見上げる
 残骸と言った感じで30cm程の石像が1つだけあります。案内板には大正初めまで参詣客で賑わったとありますが。下って行った案内板の地点には人工的な平地と石垣があります。また、「この地訪れ祈れば、所願成就する」と記載があり、願い事は致しました。
威怒牟幾不動
 今は杉造林となっていますが、広い整地があり水場もあります。降って行きますと右に荒船山の表示、左に線ヶ滝への表示が。道は真っ直ぐで左に道はありません。しばし勘案します。去年、南牧村を訪れた際にトレッキングガイドを入手していたので見ます。地図ですと道は真っ直ぐになっており、進みます。
問題の標識、別に一本あります。
進むと直ぐに道は左側へ進みますの、標識は道では無く方角を示しているのでしょう。しっかし、標識は道案内の趣旨のはずです。方角を示すのはナー。
川沿いに40分ほど行くと登山口に戻りました。登山中は誰とも会わず静かな、そして面白い登山を楽しみました。

着替えて南牧村三名滝を見に行き下仁田へ泊りました。