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2012年12月20日木曜日

スキー場

未踏の志賀高原の岩菅山に山スキーで行きたいのですが、スキー場がオープンしていません。特に東館山ゴンドラが。

北海道は例年の倍位の積雪で、ま吹雪も凄いそうですが。
今週末はぼちぼち新潟のスキー場もオープンしそうですが。それにしてもスキーやスノボは下火ですね。

2012年11月23日金曜日

11月23日 ダウン上下購入

NFフラッシュダウン
今年10月に上高地で車中泊1回とテント泊を2回したのですが、寒くて参りました。ダウンは持っていなかったのですが、購入しました。
ノースフェイスのフラッシュダウンとアコンカグアパンツです。

パンツはあまり選択肢が無く、若干のメーカーですか。ノースフェイス上位で左右全開ジッパーのアコンカグアを。
ジャケットはアコンカグアの上位のフラッシュ、34,000円を。フード付きは4万円です。

話題のファイントラックのフラッフジャケットも御徒町のODボックス(アートスポーツ経営)に見に行ったのですが、デザインいまいちで、
雪山テント縦走のシーンは私には無いのでフラッシュにしました。
フラッフジャケットは新素材(ダウンでは無い)で、濡れに強いとの事。
ちなみにダウンは濡れたらアウトです。



テント泊でウレタンマットとエアマットではかなり保温に差があるのでは、エアの方が圧倒的に暖かい。温度的に春夏と秋冬では段違いですね。残雪の頃はかなり気温も高く、逆に晩秋は山はかなり寒いです。

エアマットも骨組みの様にして背抜きにしてある物が石井スポーツに展示されて、かっこ良いなーと思いましたが保温は全くないでしょうね。

行動中の寒いのはまだしも、睡眠中に寒くて寝られないというのは精神的にダメージが大きく、山行意欲を無くしました。上高地の小梨平のテン場では、参りました。

霞沢岳をやめて、明神池とかをぶらぶら散歩していました。穂高神社奥の院ということで1m程の祠があり、300円の入場料を取られます。池は湧水で浅く、出口は60cm程の木で堰き止められていますので、それが無ければ池は何分の一かになってしまうでしょうね。
ちなみに大正池も10m程の堰でとめられているので、バスから見えますが無ければ何分の一かになってしまうでしょうね。

グーグルブログには慣れているのですが、写真容量がいっぱいになって来ました。




2012年11月16日金曜日

中根酒造の燗酒日置桜、小澤酒造の古酒蔵守

 今日は家呑、燗酒の日置桜がすぐ無くなってしまったので、蔵守を開けました。
2,000年の純米古酒、砂糖水の様な味。

2本とも酒の解る方には是非1度お奨めです。

東京都16区民主党衆議院初鹿議員、今日離党。今月初めの団欒会でも思い詰めていた表情が印象的でしたものねー。






2012年11月10日土曜日

東京都第16区初鹿衆議院議員懇親会

挨拶中の初鹿議員



平井で開催された衆議院議員の初鹿明博氏の団欒会に出席してきました。
いろいろある様です。

前後援会長高野不動産社長と議員秘書の神尾君。
二次会のスナック「みちのく」で。

2012年11月8日木曜日

熱燗の家呑み

山根酒造の日置桜、熱燗専用。近所の高級蕎麦屋さん「蕪村居」で知った物。1人でちょこっと呑んで食べて6,000円位。ネットで取り寄せました、送料込みで3,080円。ふくよかな感じでお勧めです、普通の酒は目いっぱい醸造アルコールみたいな物が入ってるのでしょうね。
 
 

2012年11月7日水曜日

年賀状の写真

笠ヶ岳から上越朝日岳

乗越から立山の奥大日岳
 年賀状は毎年、山で写した写真をインクジェットプリンタで印刷しています。

今年は結構登ったのですが、見映えのするのが少ないです。

ガスや雨は論外ですし、晴天で空が晴れていないと写真も綺麗では無いですね。晴天の深い青空の色はやはり良いですね。

今年登った中では左のどちらかにしようかと考えています。











2012年11月1日木曜日

ウインドウズ8にアップグレード

サムスンのSSD

エレコムのマウス
正月自作のPCがHDだけだったのを、SSDを増設してからウインドウズ8にアップグレードしました。

不自由は全く感じませんでしたが、SSDにOSを落とすと立ち上がりが非常に早いと雑誌が煽ります。
サムスンが世界最高速のSSDを発表しました、莫大な利益を挙げ勢いが凄いですね。120GBの物を秋葉で購入、ZALMANのケースはマザーボードの裏側にSSDの取り付け場所があるので、そこに取り付けます。

クローンソフトでOSを移そうとしましたが上手くいかず、クリーンインストールしました。その後HDはフォーマットとパーティションの削除。ライブラリ(Myドキュメントや写真、ビデオ)をCのSSDではなくFのHDへ移動しました。

何時もですが、プロバイダのメール設定が1番てこずります。サポートへ電話してクリアします。その後ドライバやアプリを落として7で完全な状態にしてから、ネットで8にアップグレードしました。ドイツのサイトからで3,300円です。お得な感じです。

8対応のエレコムのマウスも用意、モニターはタッチパネルではない今までの物を使用します。デスクトップではタッチよりキーボードやマウスの方が良い感じ。

さて8ですが、習うより慣れろで予習なしでマウスを動かしていれば直ぐに解るようになります。画面の端にポインターを持っていくと、スタートやツールが出てきます。

アップグレードにふさわしい性能のPCをお持ちの方なら、早くアップグレードした方が良いと思います。


2012年10月13日土曜日

10月13日 霞沢岳 中止

BT横の梓川から奥穂、
八右衛門沢を詰めて行きたいのですが、直近ネットを見ると時間が無くて霞沢岳には行かず徳本峠へとあるので、ピークハントしなければならないのでテントを持って徳本峠からの予定で行きます。夏なら最悪ビバークでも良いのですが今は雪の心配もあります。

12日は早めに出発したかったのですが、下肢の静脈瘤のCTスキャンが16時から入っていて18時出発となります。ちなみにCTは磁気共鳴なので耳栓をしていても物凄くうるさい。

22時前に沢渡第4駐車場に入れて仮眠、ところが3シーズン用のシュラフだったので寒く

BT横の梓川から河童橋
 て寒くて全く寝る事ができません。
せめて冬用の下着持参ならまだしも、幕営を諦めます。

4時起床、着替えて湯を沸かしインスタントラーメンの朝食を摂り、のんびりします。その間にも続々観光客の車が入ってきます。

市営駐車場は1日500円、シャトルバスは1,200円。タクシーは1台4人で3,200円。
ま、しょ場代ですね。
バスで上高地BTへ行き案内所で徳本峠小屋の電話番号を聞き、電話します。


奥穂アップ、平らな所が奥穂、サイの角の様な所がロバの耳。
ジャンダルムは見えませんね。
今日の宿泊を願い出ますが、「土曜日ですので既に満員」とあえなく却下。
空振り三振の感じですね、どんまい。


霜でBT付近の建物やベンチは真っ白です。食堂や土産物屋は6時から営業してますので、ネットで話題のかっぱ焼きを売店で頂き、2階の食堂でホットコーヒーを頂きのんびりします。
若い女性の間で話題の「カッパのたまご」というアーモンドをホワイトチョコでオブラードした物を土産に購入します。

BTから梓川沿いに帝国ホテルまで散歩し、八右衛門沢へ向います。ホテルから直ぐです。
花崗岩の真白い枯れ沢で一滴の水もありません。盛んに砂防工事が行われています。
20分位林道を詰めて砂防工事の現場から、ここまで林道はあって工事車両が来ています。少し登ります。そこからは枯れ沢登りとなります。
ここで引き返し、帝国ホテル前からシャトルバスで沢渡駐車場まで戻ります。

松本のロイアルホストで昼食後、高くて量が少なかった。
中央高速で自宅へ戻りました。晴天で諏訪南から韮崎までは山々のオンパレードでした。鋸岳もきれいに稜線が見えていました。

先日の登山で稜線がガスで全く眺望が無かった事を残念に思い返しています。同時に今夏の強烈な暑さを。





http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=zP7rV6FMR7Q

カッパのたまご

2012年10月3日水曜日

9月30日 北ア 朝日岳 登頂

山頂から栂海方面、左最奥が青海黒姫山。右端が五輪山
 3時から目が覚めます、早出の方は出発して行きます。5時朝食の後、明るくなって出発します。
40分ほどで朝日山頂、写真を写しまくります、360度の眺望を楽しみます。

そして下山します、草付きがはるか下まで続き、雪倉越しに白馬が見え、その景色がずーっと続きます。登山道脇には少しですが花が残っており楽しませてくれます。
草付きには一面ちんぐるまの残像、夏はさぞ綺麗だったでしょう。この景色がずーっと続く中を降りて行きます。
灌木の中に入り、幅広い道に当たります。
山頂から焼山と火打を望遠
 が、何と蓮華温泉への道では無く水平道との分岐点です。見覚えのある小屋まで2.7kmの標識が。

山頂まで登り返します、そして素晴らしい景色をまた見る事が出来ます。間違った事が幸運とも思える程。

草付きで休憩します、登りで汗ばむ体が微風を受け心地良い。このまま1時間位居たい気分です。
山頂下の雪田、500m以上。
山頂まで登り返すと、ちゃんと標識は明示されています。完全に私の思い込みです。2時間の楽しいアルバイトでした。

山頂南の草付きと雪倉、白馬
水平線や地平線の見える栂海街道を 進みます。4、50分で稜線から別れ五輪山中腹の木道を巻いて行きます。花々の残像や残った花があり、何度も何度も足を止めて写真を写します。
この辺りがハイライトでしょうか。それからも五輪高原までずーっと続きます。小さな沢や湧水があり水には不自由しません。
振り返ると朝日岳に雲がかかり、曇天となってきます。
草付きの紅葉を過ぎ、11時に池塘の五輪高原の花園三角点の木道で作った休憩所で弁当の昼食にします。
ちんぐるまの残像

五輪山、中腹に木道が見えます
 今日は行き交う人もありません、高原の木道を進みカモシカ坂の樹林帯に入ると眺望は終わりです。
登山道には、につかわない大きな白高地沢橋を渡り、更に瀬戸川橋を渡ると急登が始まります。ここから雨となりカッパを着ます。アヤメ平に着くと一面のガスです。
雨足が強くなり、鉱山道分岐へ。戻ってきたか、という思いです。長いコースでした。

土砂降りとなり15時前、蓮華温泉駐車場に戻りました。



快晴でないと空が青くなく、写真もあまり綺麗ではありませんね。長いコースですが昨日と同様お奨めです、変化が凄い。想像もつかない景色です。
草紅葉

池塘の五輪高原

まつむし草
朝日山頂
ちんぐるまの残骸

山頂から水平道へ降る

2012年10月1日月曜日

9月29日 雪倉岳 登頂

夜明け、蓮華岳が見えてきます。日本海から見ると蓮華の花
の様に見える事からついたそう。
この山が残っていたのはスキーがうまく、山スキー でと考えていたからでもあります。
もの心ついた時には雪の上を転がっていましたから。GW予定が2年程流れましたから。

前日まで小屋泊りかテント泊かで迷います、朝日をベースに雪倉ならテントですが、鉱山道から雪倉経由朝日では、地図時間で11時間です。小屋泊とします。

前日14時自宅を愛車で出発、中央道豊科IC下車、途中白馬村で蕎麦を食し蓮華温泉へ向います。国道ではもみじマークの軽トラが30kmで走っており時間を喰います。そういう時は先を譲るんだよ、じっちゃん。

19時真っ暗な林道を走り到着します。細いですが完全舗装です。シャコタン車でも大丈夫です。

車中泊とし、シュラフの替わりに4年前に山渓の広告で買った「携帯雪洞」という遠赤外線効果でー20度でも対応というアルミ箔製の物を使用したのですが、効果なし。
焼山と火打、左下に雨飾。
 強烈に寒くて殆ど寝る事が出来ません。

29日3時40分起床。着替えて湯を沸かしラーメンの朝食とします。
4時20分、真っ暗な中ヘッデンを付け出発します。テン場までは車道です、テン場へ入る道と直進とに分かれます。表示は無くテン場へ入って行きますが解りません。マップにも記載は無く大きなテントを張っている学生さんの方達にも尋ねますが「真っ直ぐと思いますが、まちがったら御免なさい」との事。直進します、20m先に表示はありました。
30分ロスします。


神の田から鉢ヶ岳、右が雪倉の裾
鉱山道へ木道を、やがて登山道を進みます。踏み跡ははっきりして迷う事はありません。
5時20分から明るくなりヘッデンをはずします。川の右岸を行きます、ネットで崩壊等とありましたが、斜度15度位、高さも15mで全く問題ありません。工事現場によくあるパイプで作った橋を渡るとジグで高度を上げ川沿いに進んで行くという感じです。小蓮華が見えてきます。

ネットでは熊の糞だらけだったとの話しもあり、ヒグマ用のナイフを携帯しますが、古い糞が1つあっただけでした。
5つ、6つもあれば糞だらけだったという事になるのでしょうか。

雪倉岳中腹からの湧水に咲く苔
橋を渡ってからは灌木となり眺望は広がります。遠くに焼山と火打が双耳峰の様に見えます、山行の登下降の際に良く見る事になります。 道は変化があって楽しませてくれます。

事務所跡を過ぎ、池塘の神の田圃へ出ると一気に眺望が広がります。鉢ヶ岳や稜線も見え出します。
雪倉と平行に稜線出逢いまで行きます。細いU字型にぐるーっと遠回りの感じですね。直接雪倉鞍部への道があれば3時間は短縮できます。
何本もの細い沢や伏流水があり、水には不自由しないコースです。
鉱山跡から雪倉岳
これらの流水が終わると標高2,200mの鉱山跡です、今は標識だけで跡形もありませんが。

 この鉱山道コースはとても良かったです。踏み跡は明確で、ちょっと前のネットでは草ぼうぼうとありましたが、そうでは無く上部のザレ場もマーキングがしっかりしており、私が登った時点で危険な所はありませんでした。

ザレも踏み跡があり、15m間隔で赤いマーキングがあり労せずして稜線合流点に達しました、実際は稜線の下ですが。

ザレ場は不明瞭で「熟達者以外は通るな」という山関係者のおごったブログもありましたが。


手前20m位から風速20m位の強風となりカッパ上下を着ます、ちょっと危険を感じる程です。冬用アウターでは問題ありませんが、ペラペラの夏カッパでは対応しようがありません。
鉱山跡から来し方を
 10時50分登り切って稜線で白馬と御対面となります。
稜線から鉢ヶ岳と雪倉岳、巻き道が見える
鉢ヶ岳の裾の灌木に入ると風はぴたりと止みます、ちょうど合流点の辺りが風の通り道なのでしょう。

とにかく森林限界を越えた景色は素晴らしい、常時広がる眺望、岩肌をあらわにした存在感のある山頂 ・・・。先月の東北低山との違いを思い知らされます。

左下の避難小屋手前から雪倉岳
鉢ヶ岳を巻いて越えた所で昼食とします、ネットで評判の尾西のチキンライス。
全然美味しくなかった、鶏肉など確認できなかった。

鞍部の小屋を過ぎ100mで 4輪咲いていたのマツムシ草を写真にとります。「オホン、オホン」という女の子の様な甲高い声、雷鳥でした。今年は初めて見たのかな、若い雄でした。
その直ぐ先に古い熊の糞。熊の行動範囲は広く槍の肩も良く越えているというのが山渓にも載っていましたね。

この登りから冷たい強風にあおられます、この時期、街中は夏ですが高山は0°に下がる事があり冷たい強風が吹く事があります。
夏服にカッパでは骨の髄まで冷える事になり、到着後に頭痛と悪寒で食事も摂れず倒れる様に寝る事になります。
2度程痛い経験があります。
雪倉山頂から朝日、左が前朝日。前朝日稜線に朝日小屋
があります。拡大すると点が2つ見えます。
 冬用アウターを持参するか迷ったのですが、上はミッドウエアを持参、下はやや厚めのクライミングパンツとしました。これにカッパの上下で乗り切ろうと思ったのですが。

喘ぎながら雪倉山頂到着、360度の展望を写真に収めます。シージンオフとなり鉢ヶ岳の所で4人パーティと単独1名と行き交っただけです。
朝日岳まではかなり距離があります、またキレットの様に完全に切れ落ちていますので、大きく巻く事になります。北東側に大きな池塘があり蓮華ロッジも見えます。


冷たい強風にあおられっぱなしで体力を奪われます、頭痛と悪寒で到着後に倒れる様にならない事を祈ります。

降りてくると道は右90度へ進み、間違いではないかとマップを確認します。前述の様に巻いて降りて行くわけです。この辺で風は止みます。
赤男山を巻いて朝日岳に直登と水平道への分岐へ向います。
常時眺望があり振り返ると雪倉越に白馬と旭、左手には剣が見えます。
雪倉下から赤男と朝日、左下に見える道を巻いて行きます。
迫力ある景観
赤男山のガレ場で水を補給します。
水平道中間から雪倉、白馬、旭。素敵な景色素晴らしいコース、
白馬をこちら側から見る方は僅少でしょう。
雪倉からの降りでも体力を消耗しました。

手前池塘から木道となり、分岐を水平道へ進みます。正しくは巻き(トラバース)道であり、結構アップダウンがありこたえます。ガスが上がってきますが、雲海の上に山々が浮かび、また素敵です。崩落して鎖が貼られている所を過ぎるとやっと朝日小屋が見えます。まだあります。

山頂から下山してくる道との合流点へ進んでいると対岸の小屋の前から女将の清水さんが私の名前を呼びます。「はーーい」と答えます。事前予約ですし、17時から夕食ですので待ちわびていたのでしょう、他の方は皆早く着いていましたし。

16時40分、朝日小屋に到着します。手続きをして着替えて50分に夕食となります。
缶ビール1本と共に名物の美味しい食事となります。ほんとは3、4本空けてからゆっくりと食事としたかったのですが。

賄だけで4人、賄場はステンレスできれい。小屋の中もきれいで、やはり女性がオーナーだと違うものですね。万年雪で水が豊富で良く研いだのでしょう、ご飯が美味しい。

先週までは何十人もの宿泊者だったのでしょうが、オフの今日は10人チョイ、来週には小屋終い。半年間、人は来ないでしょう。

食後、皆さんは歓談されていた様ですが、私は寝不足と疲れで直ぐに就寝しました。

素晴らしかったコース、眺望でしたが疲れました。でも本当にお奨めです。
白馬小屋からの先行者は「風は全くなく暑かった、時間の関係でしょう」という事でした。







2012年9月17日月曜日

9月16日 頼母木(たもき)避難小屋から下山

朝、小屋から杁差、左が鉾立
 小屋の毛布に虫がいたらしく背中が刺され放題となります。就寝中痒かったもんなー。
3時位から目が覚め、5時に目覚ましをかけていましたが、皆さんのんびりして起きる気配がありません。

5時半起きだします、私も起きて準備をし、焼き栗とソーセージの朝食とします。
今日も快晴、歯を磨き水筒に冷たい水を詰めて6時、1番で出発します。
朝日を受けながらなだらかな稜線を大石山に向かいます。
頼母木避難小屋

大石山から100m下のニセピーク、奥は二王子岳

朝日を受ける頼母木小屋を振り返る
杁差小屋から門内方面に向かう登山者数名とすれ違います。笹道でズボンはびしょ濡れですが、夏ですので良いか。
途中でスパッツを小屋に忘れた事に気付きます、まいっか。

大石山から登山口手前の長さも高さも100m程ある橋が見えます、ランドマークですね。
林道含めて何十億もかかったのでしょうが欄干はペンキが剥げ、公共工事の垂れ流しといった趣きです。
大石山手前のなだらかな稜線

降り始めますが流石に急です、一直線の下降。 小さなアブが手首に停まっていたので払うと、血がにじんでいます。やがてほんとうに細く血が流れていきます。
ヒルと同じ非凝固液を出すのでしょうね。

途中10名の団体を含め何人もとすれ違います。昨日の何倍もの人出です。


水場分岐でペットボトルを回収し、中の水を捨てます。下山するだけなので小屋で水筒に入れた分で十分です。
大石山下から下山道、中央が登山口となります
10時前、登山口に 降りました。途中でパンクの自転車を回収、押しながら胎内ヒュッテに向かいます。鉄筋6階建ての立派な物です。
40分程で到着、着替えて入浴(600円)洗髪後、扇風機で15分程体を冷やします。


湯船は熱く腰だけで済ませます、小屋で隣の村上からの男性は熱くて入らなかった。
レジオネラ等の警戒か。
レストで昼食、コーラ400円と松花弁当1,300円まあまあ。田舎の山奥だから。

ビール、コーラ等の炭酸飲料はコップに注いでからが美味しい、そのまま飲むのはどうか。
自販機で120円でしたが食堂でオーダーしました。
ヒュッテはダム工事で建てられた物で、半分の階は工事関係専用となっています。


かんかん照りの中、奥胎内の地ビール工場に向かいますが、要冷蔵では車で東京に持ち帰る事が出来ず購入を諦めます。販促とか全く考えてない、助成金か税金だよりかよ。

カーナビ検索で見つけた関川村の出光に向かいます。途中で30匹位の猿の集団が私の車が通ると山に駆け上がります。給油後関越で東京に戻りましたが、沼田からは渋滞、長かった。



姫子ノ峰から大石山を振り返る






登山口手前の橋から大石山

登山口

9月15日 杁差岳登頂

支稜線上部から大石山
 国道から胎内ヒュッテまでは曲がりくねった山道で結構時間がかかります。駐車場に着くとテントを張ってる方々も、それが正解かも。
着替えて5時16分自転車で出発します。

折り畳みですので、登りの所は押して歩きます。ダム工事へ向う橋の所までは11tダンプ2台が裕に並走できる立派な舗装道路です。
登山口手前も何十台も駐車できます。
何時もですが税金で造った道から納税者を排除する理不尽を強く感じます。

この橋の所までは舗装なのですが、そこから荒れてはいないのですがダートとなります。
大石山から南側の飯豊稜線
砂利の角に当たったのでしょう、後輪がパンクとなり自転車を置いて歩く事になります。

結局、登山口到着は6時前に乗り合いタクシーで出発した 方々と同じ様になってしまいます。


ネット検索でタクシー運転手に冷たい水場を教えてもらい補給したとありましたので、それを期待して2Lペットボトルと1.5L水筒を持参したのですが、水場は道路沿いではなく奥に入った所らしく補給できませんでした。

大石山から二王子岳
 登山口から100m程たいらな道を歩くと、いきなりブナの根の急登となります。あとはこのヤセ尾根の急登が大石山まで続きます。
途中の岩場に松の根がからみついているので松の足尾根と名付けたのでしょうか。

飯豊で1番短いと云われますが、それだけに急登です。
水場分岐で水筒だけを持ち向かいます。急な道を降ると細い枯れ沢に交差します。それを降りると水場の沢と交差します。
細いですが冷たい水を補給できます。夏は冷たさが美味しい。戻る時に枯れ沢を直登してしまい道まで戻りました。
大石山から新潟市

稜線のマツムシ草
ペットボトルは1L残っていたのですが、この場所に確保し水筒だけにします。
快晴でかんかん照りです。門内小屋に向かうという方と休憩して話します。「酒を多めに持ったので」とテントとばかり思っていた大きなザックです。

10時半、急登を登り切って大石山山頂へ。云、素晴らしい眺望です。飯豊連峰、新潟市の3本煙突。登山口手前の100mの橋も、そしてここまで来て初めて杁差が見えます。
鉾立峰から杁差

鉾立から大石山
大きな小屋も良い目印です。直ぐに鉾立峰へ向います。鉾立はまさしく鉾の様で、標高を4、500m下がります。往きも帰りも登り返しが楽ではありません。
支稜線では全く無かった花が飯豊稜線上では次々と現れます。大好きなマツムシ草も見る事ができます。

写真を撮ったりで11時半鉾立峰に到着、昼食とします。かんかん照りなので水が乏しくなります。
また大きく降って杁差手前のピークに着いた時疲れて大の字に寝転びます。15分位休んだのでしょうか、小屋前を通って山頂へ向います。
到着して来た道を振り返ると稜線に連なる山々が一望です、稜線歩きはやはり山の醍醐味です。
北側の前杁差を見ると池塘もある様な草原で、また別の景色です。

小屋まで戻り、水場へ向います。100m近く降りたでしょうか、得る事は出来ませんでした。確保出来たとの直近ネットもありましたが、場所が解らずこれ以上降ると危険でもあり引き返します。到着者が続々降りてきますが、無い事を伝えます。

直ぐに下山にかかりますが、鉾立手前から雷音が響きだします、早いなー。
 快晴なのに二王子の南側だけ雲があり稲光りが次々と見えるのです。極地雷雨というやつですか、普通雷雲って黒いのに、この雷雲は白かったですね。


鉾立への登り返しがきつい、とにかく急ぎます。
14時、大石山手前で雨が降り出します。カッパを着て山頂へ向いますが土砂降りとなります。
駄目だ、下山を止めて頼母木避難小屋へ向います。
杁差山頂から来た道を振り返る
 すぐに近くで雷の轟音が響き渡ります、早かったなー。同時ガスで見晴らしが全く無くなり、バシバシとカッパを叩きつける豪雨となります。

稜線上の笹の一本道ですので、この状況でも迷う事は無く急ぎます。幸い雷は最初の1発だけでした。40分程で豪雨は止み、ガスは晴れだします。稜線を西から上がってきて東側へ越えて行きます。青空となり地平線まで眺望は効くのですが、ぱらぱらと雨は落ちてきます。

杁差山頂から前杁

杁差山頂から南側の飯豊連峰
管理人が在住する頼母木(たもき)小屋に着くと豊富な引き水が流し場にジャージャーと流れておりスーパードライの350ml缶が幾つも冷やしており、備え付けのステンカップをお借りして2本頂きます、最高に美味しい。

ずぶ濡れになってしまいましたが、気温が高くファイントラックの夏服は着たままで歓談してるとなんとか乾きました。

雨が止むと大きな虹がかかります、小屋1階には村上からの夫婦と鶴岡からの4人パーティが。このパーティにカップ麺とさんまの缶詰を頂きます。有難う御座いました。

年配の男性は朝出る時に、私の車の前を行き来しており面識はありました。

しばし歓談しましたが「観光で万座温泉に行った時、混浴風呂に若い女性が入っていて感動した」には笑ってしまいました。
同じパーティの方が「それは芸者がアルバイトで入っているんだよ」と申してはおりましたが。

赤い夕陽が沈みゆくのを眺めながら、また冷えたビールを頂き小屋の毛布にくるまりました。